下田河津小田原一泊二日旅行記(前編)
6月は就活の本スタートだが、2月末は色々と始まる時期だった。企業説明会に参加する前に、せめて桜くらいはちゃんと見ようと自分の中で決めて、東京から近いところで旅行することを決定した。宿とルートを決めて、2月25日の昼に中野を出発した。
25日のスケジュールは以下の通り。
13:54 青梅特快
14:26 山陽新幹線
15:00 小田原乗り換え
17:17 伊豆急下田駅
17:35 ホテル到着
17:50 バイキング
19:00 伊豆急行線
19:16 河津駅
20:57 河津駅
21:30 ホテルに戻る
小田原で乗り換えたあと、河津経由で下田に着いた。途中河津桜の景色をチラ見したら、いい感じに咲いてた。ホテルは下田駅から徒歩10分くらいの伊東園ホテルはな岬だ。ちょっと駅から離れていて、内装は綺麗だった。2人とも泊まる場所の要求は高くないタイプなので、ここで十分満足だ。フロントでバイキングを紹介されて、夜のライトアップまで少々時間があるから提案に乗った。しかしバイキングをMさんはあまり満足できなかった。料理のレベルが低い、加熱されてなく冷えているものばかりだった。私は初めて日本のバイキングを食べるので、思う存分エンジョイした。普通に美味しかった。
夕飯を食べ終わった後、軽いカバンに持ち替えて河津へ向かった。夜の下田もいい感じだった。19時前後になると、やってる飲食店も少ない。旅行でよく田舎に行くので、もはや慣れた。ホテルで夕飯食べてよかった。お腹ぺこぺこな状態で桜を見たくない。笑
橋を渡って駅に向かって歩いている途中、すごくイタリアンっぽい店があって、よく見たら美容室だった。正直レストランだったら、二軒目気分で軽く食べてもよかったかも。
ほとんどの人が河津駅で降りた。やはり夜桜のライトアップが目的だな。人の流れに従って歩いていたが、ライトアップのレベルがイマイチで普通の景色だった。そして中国人あちこちにいた。ライトアップがこれ?と思い、マップをチェックしたら、やはり本物のライトアップはだいぶ遠いところにあり、2人で向かった。街灯は少ないけど、それはそれで綺麗な星空が見れてよかった。マップの示す場所に着くと約500メートルくらいの河津桜がライトアップされいて、いい感じだった。帰りは踊り子会館という建物の前でタクシーをキャッチできたら、運転手さんに「今この時間に河津を走ってる車は2台しかないよ、君らラッキーだな」と言われ、びっくりした。笑
その日ちょうどポケモンの伊藤園イベント参加券を購入する日だったのだが、ホテル近くの伊藤園を三回もチェックしたがずっと売り切れていた。こんな田舎でもポケモンを頑張ってる人いるんだなと感心した。
ホテルのフロントで卓球を無料でできると伺い、即着替えて15分ほど卓球で遊んだ。私がぼろ負けだとMさんに言われたけど、実際引き分けだったと私自身は思う。時間の半分以上はボールを拾うことに使った。笑 すごく楽しかった。そのあとの大浴場は普通だった。
一晩ぐっすり寝て26日を迎えたースケジュールは以下の通り。
7:30 起床
8:00 タクシーで下田市観光
8:45 竜宮窟
9:05 ペリーロード
9:25 了仙寺
10:15 河津駅到着
10:20 散策、足湯、屋台
12:10 小田原に向かう電車乗る
13:57 北条早雲の像
14:06 北条氏政・氏照の墓
14:20 小田原城
17:30 七里が浜駅到着、ディナー
26日は朝一に起きた。タクシーで竜宮窟に行こうと思って、乗ったら優しいおばさんに下田市タクシー観光ルートを教えられた。値段も適当だと思い、早速頼んだ。
まず竜宮窟の入り口まで案内され、チケットなどはなく入場は自由だった。道なりにちょこちょこ伊豆の海が見えて、心が癒される。パワースポットと言われる竜宮窟は海食洞である。波が崖の弱い部分を削っていき、洞窟ができたらしい。最も不思議なのは、竜宮窟の天井が一部崩れて、直径40~50メートルほどの天窓が開いたこと。その迫力は上から見ないと感じられないので、ぜひ登って上から観賞してね。歳を取っても心配ないくらい龍宮窟を見下ろす遊歩道はきれいに整備されていて、海食洞を観察することができる。上から撮ると、ハートの形に見えるので一番いいスポットかもしれない。
竜宮窟の内部はよくドラマのロケ地として使われている。朝早く来れて人いないときの写真撮れたのはラッキーだった。犬チャンを連れてここに来ている人もいて、たしかにペットを旅行に連れて来たい人にとってここはいいところだなと思った。竜宮窟の隣はサンドスキー場がある。強い風によって吹き寄せられた砂が積みあがって、傾斜約30度くらいの砂の丘ができていた。滑り台みたいになっていて、朝一なのに巨大な笑顔が書かれていた。
ここの近くの砂浜のクオリティが高いと言われていて、景色もよくリゾート地として開発されたらしい。運転手さんから聞いた話だけど、ある有名な歌手もここで別荘を購入したという。笑
ペリーロードに向かう途中、海のいい景色をずっと目の前だった。タクシーだけどドライブ気分で楽しかった。※ここでペリー上陸地のやつ書いてよ!
桜が咲いてる季節はいいねー川沿いの雰囲気がよく、人通りも少ないので景色を楽しめる。短いロードだが、カフェやお食事処がたくさん。
ペリーロードの近くに長楽寺がある。日露和親条約が締結されたお寺らしい。料金300円の価値がないと言われて、逆にちょっと気になったがその日は了仙寺しか行かなかった。ペリーロードの終点はその了仙寺というお寺で、正直そこまで大きくなかった。自然にお寺の山門から入って、少し説明の看板を読んだ。幕府とペリーが条約を結んだ会場だけで、歴史的に重要なお寺になるだろうな。開国資料館もあるけど、寄っている時間はないので再びタクシーに乗り込みその場を後にした。
下田から再び河津に行った。今度はタクシーで直接お花見スポットに行き、そこから歩いてた。桜はめちゃくちゃ綺麗だった。満開が過ぎたようで、花びらが水に流れる景色も春の風物詩の一つだ。
川沿いまで降りて花びらを見ながら休憩をしてた。贅沢な時間を過ごしたなー桜を永遠に咲かせてほしいと言ったら、「そしたら大切にされなくなるよ」とMさんに言われた。なんとなくわかるかも。